ネキトンボ

ネット上の図鑑で調べてみたら、どうやら「ネキトンボ」という種類らしい。
古生代石炭紀(3億5920万年前〜2億9900万年前)には、羽の差し渡しが70cmにも達する歴史上最大の昆虫である「メガネウラ(Meganeura)」というトンボが飛んでいたという。石炭紀は今よりもずいぶんと平均気温が高く、酸素濃度も高かったという。暖かさで植物がジャンジャン茂って、どっさり酸素を生産したということだろうか。もしかして地球温暖化が進んだらそんな風になるのかもしれない。
石炭紀は、そんな気候の中でシダ植物やトクサ類が卓越し大型化していたという。僕の想像としては、巨大なワラビの森や巨大なつくしんぼやスギナの森が続き、その林間をメガネウラがふんわりと飛んでいるという様子。昆虫もそれだけ大きくなるとかなり怖そう。巨大なワラビやつくしんぼからボワッと胞子が飛ぶ様子を想像するのも気味が悪い。