僕が子供のころの体育館のバスケットゴールといえば、2回ぐらいの高さに通路が回っていて、そのために内側に出っ張った通路の壁に板が貼り付けられている程度のものだった。板には白地に黒で一番外側と中央部に四角が描かれていて、赤いリングと底から垂れ下がるネットがついていた。板の裏にはペイントもなくてベニヤ板の地のままだった。
今日は仕事も休みで午前中はのんびり過ごし、午後から次女の学校へ授業参観に出かけた。内容は「二分の一成人式」というもので、４年生のイベントとして近頃流行っているらしい。言い方を変えれば「半人前」というわけで、こちらは昔から言われる。週休二日制を学校五日制と言い換えたのに似ているだろうか。会場は体育館で、内容は、跳び箱や縄跳び、寸劇や朗読、リコーダー演奏、そして将来の夢を発表というもの。近頃はずいぶん生意気になってきたが、あれから十年かと思うと早いものだ。
