煉瓦積みの壁

富岡製糸場のオリジナルの壁は、こんな煉瓦積みになっている。縦横縦横に代わり番こに積んでいくこのやり方は「フランス積み」と言うそうだ。富岡製糸場はフランス人技師たちを呼び寄せて建設したので煉瓦積みもそうなったわけで、そもそもその当時(明治初頭)には煉瓦なんぞ日本になかった。煉瓦積みは煉瓦づくりから始まり、その担当は瓦職人だったという。瓦職人たちがフランス人技師の指導を受けて手探りで焼いたのがこの煉瓦だ。初体験の煉瓦製造のため、色が濃かったり薄かったりがある。ここまでは全てツアーガイドのおばあちゃんが言っていたことの受け売り。