霞の向こうの山

昨日、向うの山は春霞に煙っていた。天気は15時頃まで晴れていたが、仕事が終わり通用口を出た時には雨が降り出した。愛宕山の桜はまだ咲き始めたばかりだからこの雨が花を散らすことは無いだろうと思いながら、駐車場の桜を見上げつつ車に向かって歩いた。車に行く間にも雨脚はすこし強くなった。そして、車を止めていた位置からほんの2分も行かないあたりで雨脚は本格的になった。なんだか雨が久しぶりのような気がした。つい先日降ったばかりだが、あの時は寒い日だったので気分としては冬の雨だった。それに比べると、昨日の雨は春の雨ということで新鮮な気持ちだったのだろう。