電話の鉄塔

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黄葉したイチョウのむこうに携帯電話の電波塔が立っている景色。
スマートフォンが一般的になってから10年以上になるだろうか。iモードが付いた携帯電話を皆が持つようになってからは20年ほど、そしてポケットベルの大流行から30年ほどになる。どれも僕は遅め遅めの導入だった。ポケベル流行りのあの頃、出張先からの電話は緑やグレーの公衆電話にテレホンカードを突っ込んで通信していた。そのさらに前はコレクトコールだったな。つくづく便利な通信環境になったものだが、別な見方をすると出先の自由が無くなって気軽に追いかけられてしまうようになったとも言えるかも。僕はポケベルについては、会社のポケベルは台数が限られていたので持たされずに済んだ。なぜか持ちたがった人が多かったおかげだ。ただ、その頃ときどき不自由だったのは、田舎の駅の緑電話がポケベル通信の早打ち高校生によって長い列ができていて、電話できないことがあったことだ。だいぶん前の思い出話。