融合した木

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ところでこの切り株、年輪に二つの焦点がある。元々2本の別な木としてこの世に生を受けたわけだ。その証拠に二つの焦点の間の亀裂には皮がある。でも、外側を見ると、数年前から二本の木の年輪はひとつの環に融合していて、そこが亀裂の終端になっている。二本の木が合体していたのだ。なんだか凄い。

年輪を数えてみると、僕が東京から甲府へ引っ越して来た年に生えた木のようだ。そんなことに不思議な縁を感じたが、その頃から今までの間、2本の木々はそれぞれ成長し、ひょっとして窮屈さを感じたためなのか、やがて一本の木になってしまった。なんだか凄い。