青塚古墳

甲府盆地にはあちこちに大小の古墳が分布しており、前方後円墳も少なくない。でも、諏訪にはこの一つしか前方後円墳が無いそうだ。
歴史に関するものがとても多い諏訪にあって唯一というのは意外な気もする。周囲は開発によって削られたり、風化によって形が大分崩れているようだ。被されていた土が無くなって石室が露出していて、巨大なケヤキが何本も聳え立っていた。
古墳と言うと巨木があるようなことが多いのだが、何かの法律のために簡単に伐採することができないと聞いたことがある。家の近所にある円墳でも、下草刈りをやっているところは見たことがあるが、木には手を付けられないようだ。古墳が建造された時には無かったはずの木だが、木によって風化が進むとも考えられる。建造時の景色ともまるで違うはずだ。それでも木を伐採せずに保存する必要があるのだろうか。