野ばら咲く河岸

20240523210110

ノイバラについてネットでふらふらと調べていたら、「荊妻」という言葉があると書かれていた。なんだか刺々しい怖い感じの妻を想像してしまうような言葉だが、元々の意味はそれとは違うようだ。なんでも、稼ぎの無い夫を敬いイバラのかんざしを挿したという節約家の賢妻を意味するそうで、自分の妻を謙遜して言う言葉だそうだ。初めて知った。そう言えば、かんざしと言えば「子狐コンコン‥」という歌の中では、もみじのかんざしを挿していた。果たしてどちらの枝もかんざしとしての本来の役割を果たせるものか僕には分からないが、微かに香るノイバラの白い花や紅葉のもみじは髪飾りとしては悪くないかもしれない。