テングチョウ

イチモンジチョウの後にはテングチョウがやってきた。どちらも数頭が飛んでいた。
人に対して「天狗」と言う場合、あまり良い意味に使われない。ただし、若干ではあるが称える意味も含まれる。「あいつは○○で一番だったから、今ではすっかり天狗だよ」と言う場合、「○○で一番」というところは、その栄誉を称えている。しかし一方で「すっかり天狗だよ」というところは、その尊大な態度を非難している。そして全体的には嘲笑うような意味合いになる。
しかし、鞍馬天狗となると、嘲笑の的どころかヒーローであり憧れの対象となる。
天狗で他に思いつくのは、TENGUのビーフジャーキー。免税店なんかで売っている。アメリカのものなのに天狗とは? と思っていたが、創業者は日系人だった。
テングチョウの場合は、頭の先がツンと伸びた状態が天狗のようだという形状から名づけられたようだ。嘲笑される云われもなく、とりたててヒーローでもない。