ハト

ある休みの日。何日も前から、そろそろ行かなきゃと思っていた髪を切りに床屋さんへ行った。ぐずぐずしていたり、用事を済ませたりしていたせいもあって、出かけたのは夕方になってしまった。午後から吹き始めた風は、夕方にはずいぶん強くなっていた。川沿いの道を歩き、所々の水面に浮かぶ水鳥を見ながら進む。こんな川でも渡り鳥がたくさん来ているのだな、と思った。帰り道、電線に多数のハトが止まっている場所があった。しばらく見ていると、どんどん数が増えていった。そのうちに糞を落とされても困るなと思い、写真を撮って再び川沿いの道を家へ戻った。