富山のKAGURA

科学展示関係の研究会出席のために出張した富山では、プレカンファレンスツアーで神岡へ行くことができた。ノーベル賞受賞者小柴博士でお馴染みの「スーパーカミオカンデ」だ。そして今建設中の「KAGURA」も見学することができた。写真はそのKAGURAでもらった記念品の手ぬぐい。トンネル掘りを担当した鹿島建設が作ったものだ。
KAGURAは、「重力波」を観測しようという目的で建設されているもの。重力波とは、アインシュタイン一般相対性理論による「時空のゆがみ」が伝わる波動のこと(←で良いのかな)。これを、真空中をX方向とY方向に放ったレーザー光線の伝達時間のわずかな時間差を検出することで証明しようという巨大な測定器だ(←たぶん)。
名称の「KA」は神岡のKA、「GRA」はGravity やGravitational wave といった重力をイメージする言葉で、「神楽(かぐら)」との語呂合わせも少し意識しているという。KAGURAには山梨も無縁ではなく、県内企業の(株)ミラプロがレーザー光線の通り道となる大切な真空ダクトを施工している。
細かいところはよく分からないが、紅葉の山の地下にあるドでかい空間でなんだかすごいことが始まろうとしているらしい。