節刀ヶ岳、鬼ヶ岳

富士山ばかりもつまらないのでその横に見えている二つの山の写真を掲載。朝焼けを受けて橙色の斑になった雲が印象的だった。
もう6,7年前のことになるが、まだ小学生だった長女と一緒に鬼ヶ岳に登ったことがある。鬼ヶ岳は写真の右側、ピークが2つ(3つ)並んだ山だ。この山には西湖側から登るのが一般的なようだが僕らは北面の芦川側から登った。沢沿いに進む道はやがて急斜面になった。とにかく荒れていて、看板のほとんどは壊れていたし道の土留めも荒れていて、迷ったり落ちそうになったりで大変だった。鍵掛峠に着いた時には道が茂みに覆われていて、バサッと音を立ててT字路へ出るような状況だった。たまたまそこで人が休んでいて、「こんなところから来る人が居るのか」というような顔で見られてしまった。
そこから鬼ヶ岳までは良い道になり、楽ちんな縦走で到着した。鬼ヶ岳からの展望は素晴らしく富士山をはじめとして周囲の山が良く見えた。頂上には大きな岩があって、長女はその上で景色を見ながら昼食のおにぎりを食べていた。しかし、昼食中に急に雲が出てきて展望が遮られてしまった。そして鬼ヶ岳も雲の中になってしまい、周囲は真っ白になった。節刀ヶ岳まで足を伸ばすつもりだったのだが、諦めて同じ道を下山した。