駄菓子屋の裏手

タバコの看板は昭和を強く感じさせる風だから、店の歴史はかなり古いのだろう。自販機も店の脇に2台設置され、ずらっと銘柄が並んでいる。近頃はタバコを吸う人も減ったから、タバコを売って食っていくのも大変なことだろう。ちょっと前にテレビでタバコ屋の商売の実情についてやっていたが、自分の家の店舗だけでは到底足りず、あちらこちらにたばこの自販機を置いてもらい、それで食べているというものだった。数十台もの自販機が、数十?も行った先に設置されているものもあって、それらの補充作業と現金回収作業で一日が暮れていくような話だった。
社会の変化に伴って、商売も大きく変化している。例えば、20年前には1枚10円とか7円とかの安売り店、45分のスピード仕上げの店など、写真屋さんは花盛りだったが、デジタルカメラの普及とプリンターが安価になったことで町からほとんど姿を消した。アマゾンなどのネットショッピングのせいか、町の本屋も激減した。チェーン店ではない喫茶店絶滅危惧種のようだ。この先の20年後にはどんなお店が無くなっているだろうか。