冬のカラスノエンドウ

日当たりの良い田舎道の傍らにカラスノエンドウが茂っていた。地面からの高さは10cmにも満たない高さだが、折り重なって葉や蔓を伸ばして落ち葉を持ち上げていた。暖かくなると勢い良く育つ草だが、この寒い冬にすでに助走が始まっているわけだ。僕の場合、春になったらやろうとか夏になったらやろうと思うことはいろいろあるのだが、助走が出来ていないうちに季節が来てしまい先送りにしてしまうことが多いなと思う。その点で道端の雑草にも劣るのかもしれない。そしていつの間にか先送りの先が短い年齢になってきた。