川と排水管

ホワイトバランスの設定が違っていた上に撮ったのが夕方だったので、全体が青っぽくなってしまった。まるでドラマ「相棒」の色合いだ。
景色としては1970年代頃の都市河川という感じだろうか。でも、思い起こすと当時の川底には草など生えていなかった。流れていたのは毒々しい色の水と薄茶色っぽいたくさんの泡だった。発泡スチロール、白や青のビニール袋、空き缶もたくさんあった。一方、魚も虫も鳥もほとんどいなかった。そして臭かった。
写真に戻ると、家々から排水パイプが川に向かって伸びているのが目立つ。これが70年代の雰囲気を感じさせるのだろう。70年代にはこんな管から洗濯排水やお風呂の排水が流されていたものだ。下水が整備された今日においてはそんなことも無かろうし臭くも無い。ところで、この辺りからもっと上流にかけては、初夏に蛍が飛ぶ様子を見ることができる。この川は、蛍が自然繁殖している貴重な場所でもある。蛍を愛でるのは夜のことだが、昼間の景色の見栄えが悪いのは些か残念だ。