パネルに覆われた丘

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南アルプス市の方の高台から昇仙峡方面に目をやると、手前の斜面に大規模な太陽光発電施設が見える。森を切り開いて造成されたもので、はっきり言って醜悪な眺めだ。東日本大震災の前後、政府は太陽光発電を推進するということで個人の売電が可能になるなどのいろいろな法律を作っていた。あの頃には「日本中の屋根を太陽光発電にすれば日本の電力は賄える」というようなうたい文句が有ったと思う。それは良いことだと思っていた。それから10年近くになる今に至っても、関連する法律が未整備なまま今に至っているのだろう。一般住宅の屋根に付けられた太陽電池パネルはあまり見かけず、こんな大規模な森林伐採発電所がむしろ多い。自然エネルギーとか再生産エネルギーとかいうが、名前と実態はかけ離れて見える。