コンクリートの手形

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いたずら者の仕業だろうか、それとも何となく記念に残したくなった大人の仕業だろうか。 僕も小さなころ、大工さんが帰ってしまった夕方の建設現場に立ち入って、打ちあがったばかりのコンクリートに足跡を残したことがあった。しかし、その所業は大人たちに知られることとなり、友達と一緒にこっぴどく叱られた。個人宅だったこともあり、駐車場に付けられたその足跡はその後も残っていた。時々それを目にすると、悪さの瞬間を思い出したものだった。