発電所など


月も変わったし、気候も良くなってきたこともあり、久しぶりにオートバイでのんびりと出かけてみた。芦川沿いの道を上流に向かって進んでいくと、反対側の岸に細い道が見えた。行き先も時間も決まっていない「お出かけ」なので、橋を渡って向こう岸へ渡ってみた。
道はコンクリートで作られており、真ん中に2〜8cmぐらいの段差がある。変わった道だなぁ、と思いながら進んでいくと、赤白の柵で車両行き止まりになった。(写真一番上) 未知はまだ先に続いている。そこにオートバイを置いて歩いて更に進んでみた。すると、丸いハンドルが付いた機械が見えてきた。(写真2番目)写真は1枚目2枚目とも振り返って撮ったもの。機械のヨコには金網が張られていて、大きな槽になっている。機械の名板を見ると、「○○発電所‥‥沈砂池排砂ゲート」とある。金網越しに槽の中を覗き込んでみると、どうやら僕が歩いてきた道の下には水が流れる暗渠があったようだ。そして、ここまで流れてきたところで槽の中に砂などを溜める浄化槽のような役目なのだろう。機械のハンドルを回すと、ゲートが開いて槽の中に溜まった土砂が下の川へ落ちていくという仕組み。そういえば、川はずいぶん下になった。暗渠は更に先に続いている。再び歩いた。しばらく歩いたところでフェンスが張られていていよいよ先へ行かれなくなった。もうすぐ発電設備があるのかもしれない。ここで引き返した。
この暗渠を上流に向かってたどると、水の取り入れ口があった。(写真3番目)写真の右に芦川が画面の下から上へ向けて流れている。その左側に水の取り入れ口の設備がある。でも、水は無い。わずかに水溜りがあるだけだ。僕が歩いていたところにも水は流れていなかった。保守点検中なのだろうか、それとも先日の台風で何かあったのか、いずれにしても発電はされていない様子だ。
おそらく、僕が歩いていった道の先には、写真(写真4番目)のような発電設備があったことだろう。これは別の発電所の写真だが、長い管が山の上から小屋に向かってまっすぐに繋がっている。
水の取り入れ口の写真がわかりづらいので、別の水の取り入れ口の写真を掲載した。(写真一番下)、画面の右上から下に向かって芦川が流れている。画面中ほどに堰があり、その左側に岸に沿った水路がある。発電設備に比べると実に単純なものだが、こちらは水が流れていた。この先には田んぼがあった。もう刈り入れの時期だから、水は抜かれているだろう。水路に流れた水はこの先で再び川に落とされる。

ここから更に足を伸ばして、気持ちの良いツーリングを楽しんだ。