紅葉の中を登る

ピラタスロープウェーがスタートすると、紅葉の上を登って行く。行ったのは二週間前になるから、もう紅葉は散ってしまっただろうか。
中ほどに差し掛かると、向こう側から来る車両とすれ違う。車輪がついていないので車両と言うのは変かもしれないから、この場合はキャビンと言っておこう。だんだん向こうのキャビンが近づいてくると、中でおばちゃんたちが手を振っていた。次女が手を振った。僕も付き合って手を振った。長女は近頃こういうことには付き合わなくなっている。
もう少し行くと常緑の針葉樹が並んだ場所があった。モミの仲間だろう。整列して並んでいるのを上から見るのは不思議な気分だ。