小淵沢からの八ヶ岳

夕方、20号線が通る釜無川の谷は既に暮れ、周囲は薄暗さが漂い始める。その頃、西に大きく輝いた太陽は、谷をかすめて八ヶ岳だけを照らす。光は空気の粒子に遮られ、赤い光だけが山肌に届く。
左から、西岳、編笠山権現岳のツインピーク、三ツ頭。
僕の場合、12月の夕方の景色というものは、1年の中で最も寒々しく見える。