サモサ

今日は長女の誕生日なのだが、カレーを食べたいというリクエストがあった。よくある子供が大好きなカレーライスではなくて、インドカレーだ。せっかくなので我が家の誕生日史上初めての外食に出かけた。運よくお店の何周年記念だとかで安価でディナーバイキングを食べることが出来た。しかも特別な人にも会うことができて、娘たちは大満足の様子だった。

娘の誕生日に家族揃っておいしいものを食べられたのは幸せだった。というのも、職場でノロウイルスが流行り始めたのだ。娘たちの学校でも流行っているという。僕らがかかってしまうのも時間の問題だろうか。
ところで、僕が子どもの頃には、ウイルスといえばインフルエンザだった。ウイルスと言えば今でも覚えている悔しい思い出がある。小学校高学年の頃のことだ。理科だったか何の科目だったか忘れたが、テストで「インフルエンザの原因を書きなさい」というような問題が出て、僕は「ビールス」と書いたら×がついた。友達は「ウイルス菌」と書いて○だった。僕は先生に抗議した。なぜ抗議にまで至る自信があったかと言うと、病院で先生が「ビールス」という言葉を言っていたからだ。僕は確たる根拠だと思ったのだが、抗議は残念ながら認められなかった。今でも僕の回答は○だと思っている。そして、それから数年経ってから、友達の「ウイルス菌」という回答は×にされるのが適当だと思うに至った。ウイルスと細菌は違うからだ。「って言うかぁ、先生が授業でウイルスって言ったんなら、わざわざビールスって書くなよ!」と指摘されそうだが、僕はその授業の日に具合が悪くて学校を休んでいたのだ。それが何かのウイルスの仕業だったかどうかは、今となっては分からない。
かつてウイルスと言えばインフルエンザという感じであったが、近頃はノロウイルスも幅を利かせている。僕が子どもの頃にはノロウイルスなんて聞いたことが無かった。聞くようになったのは、せいぜいこの10年ぐらいだ。でも、僕が子どもの頃にノロウイルスが無かったということでもないだろう。その頃には「今年の風邪は、吐き気と下痢からだってさ」というわけで、いろんな風邪の種類の一つとして扱われていたのだろう。きっと、今もまだわかっていない感染症もいろいろあることだろう。