スギの雄花

今年はスギ花粉が大量に飛ぶと言われている。僕にはスギのアレルギーが無いようなのだが、ブタクサやハウスダストにはアレルギーがあるので、スギ花粉アレルギーの人の気持ちは良く分かる。
スギの木が御神木になっている神社は日本各地に数多くあると思うのだが、そういう場所は一本杉ではなくてスギの森の中に神社があるというのが多いと思う。ということは、スギアレルギーの人がそんな神社にでかけたら、とてもつらい状態になってしまうことだろう。でも、100年前の明治時代や200年前の江戸時代はどうだったのだろう。もっと昔はどうだったのだろう。当時はアレルギーなんていうものは知られていなかっただろうから、スギアレルギーの有る人もそうとは知らずに神社へお参りしていたことだろう。そしてアレルギー症状が出てしまったとき、どんな風に思ったのだろうか。その神社へ行く度に体調を悪化させることについて、なにか祟りみたいなものを感じたりしなかっただろうか。
そもそもアレルギーは200年、500年前、1000年前、10000年前にもあったのだろうか。そういうことは化石で分からないのだろうか。僕の浅知恵ではアレルギーは化石に残りにくそうだ。