コセンダングサの花びら

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コセンダングサがたくさん咲いている。その殆どは花の中心の黄色い部分だけのものだが、たまに白い花びらを付けた花もある。というわけで、まるで花びらが退化してしまったようにも見えるが、実際には黄色い部分はたくさんの花が束になったもので、花びらに見えるのは咢だそうだ。そして、その咢の発現に同じ株の花であってもそれぞれ大いに違いがある。綺麗に同じ大きさの花びら(咢)が並んでいてこれぞ花という風情のものは大変珍しく、たまに花びらがあったとしても1枚とか2枚ぐらいしかないものや更に花びらの大きさも中途半端に小さいものが混ざっていたりもする。この花びらの不安定は多種との交雑によるものとの説明もあった。写真のものは5枚の花びらがあるが花びらの大きさが揃っておらず美しくない。雑草という呼び名に相応しい。