ゴツゴツとした山

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甲府盆地の北のはずれに僕が主に使う散歩道がある。そこからは盆地の北に連なる山々を間近に見ることが出来る。今は紅葉が美しい。この丸い形に見える山は、よく見ると木々の間に大きな岩がゴツゴツと顔をのぞかせる実は複雑な形の山だ。第三紀鮮新世から第四紀更新世(洪積世)にかけて活動していた水ヶ森火山群の火砕流堆積物で形作られているそうで、地質は紫蘇輝石普通輝石安山岩スコリア凝灰岩だそうだ。でかい岩たちが安山岩でその間を凝灰岩が充填しているようなイメージ。元々丸い感じの形だったのが、浸食に弱い凝灰岩が長い年月の中で削られて今のような複雑な形に変わって来たということだろうか。更に長い年月が過ぎて凝灰岩が一層削られたある日、大きな安山岩の岩が転げ落ちることものあるだろう。