松脂事件

20231129205653

今日の夕方は空がきれいだった。山頂部に雲を纏った白い富士山も見えていたが、あえて夕焼けと雲が美しかったシルエットの七面山方面。
ところで昨日のこと。そろそろ寝ようかと思ったいた頃、何気無く頭頂部を触ると髪が固まっているところがあった。まるで飴で固められたような感触で、べたべたとして固くなっている。妻にも見てもらったが頭皮には異常が見られないそうで、身体から分泌されたものでは無い。指の臭いを嗅いでみると松脂の匂いがする。どうやら頭に落ちてきたものなのだ。一日を振り返ってみるとそういうものが頭に落ちて来る状況は一つしか思いつかない。夕方、風がとても強くなり帰る頃には強風になっていた。そして野球場の外周を歩いた頃、外野スタンドから歩道にせり出しているヒマラヤ杉の枝から落ちてきたのだろう。普通ならば枝で固まってしまうはずの松脂が、折からの強風に吹かれ枝からちぎり取られ不運にも通りかかった僕がその落下地点に重なってしまったのだ。結局、僕はもう一度お風呂に入って髪を洗うことになったが、かなりゴシゴシやったものの完全に取り去ることはできなかった。