モミの大木

旧白州町に出かけた。道の駅のすぐそばに、写真のモミの木がある。神社の森の中にあるので、外からは目立っていない。でも、鳥居をくぐって中に入ると、左側に両手を広げたよりも太さのある大木が目にとまる。見上げると、太い幹は途中でなくなっている。枯れてしまっているのかと思ってよく見てみると、上の方から枝がまっすぐ空へ向かって伸びている。そして、裏側に周り込むと幹が大きく裂けてしまった様子がわかる。
この木について説明を記した板には、町指定天然記念物とある。白州町は、今では合併して北杜市になっているが、天然記念物はそのまま市指定に移行したのだろうか。説明によれば、根廻り6.6m、目通りの幹廻り5.84m、地上から6.6mで幹が折れている。そして内側には落雷により焼けた跡があるということだ。
何年前のことかわからないが、落雷で折れてしまったが、枯れることなく再び枝を上に向かって伸ばしたということだろう。見上げていると、その生命力に圧倒される。