曽根丘陵公園の桜

長女の中学校、次女の小学校ともに今日が始業式だった。今年は土日が上手く組み合わさって長い春休みとなった。ふたりとも昨日のよるあたりからクラス替えや担任の先生がどうなるか気になっているようだったが、今日のふたりが喜んだのかガッカリしたのかは触れないでおこう。
昼には帰ってきた二人を連れて、家族四人でインドカレーを食べに出かけた。高さが僕の背丈ほどもある鉢植えが倒れてしまうほどの強い風が吹いていた。カレー屋さんまでの行き帰りはほとんど学校の話だったが、カレー屋さんの中では話題が変わった。というのも、娘が学校の先生たちを見つけたからだ。普段の先生方はランチを校外で食べるわけにも行かないから、始業式の日などに限られる特別な昼の過ごし方なのだろう。こちらとしては早く見つけてくれて良かった。何故って、もちろん話題を選べたから。おかげで安心して美味しいカレーを食べられた。
お腹いっぱいになって家に帰ったら、僕は畳の上に横になって寝てしまった。昨日たっぷりお酒を飲んだのが効いている。というのも、僕の場合はお酒が多めに入ったときは決まって眠りが浅いのだ。早く眠くなってさっさと眠ってしまうにもかかわらず、夜中に起きてしまって、そこからは眠れなくなってしまう。だから宿酔ほどつらいわけではないが、午後になると眠くて困る。
さて、うたた寝から覚めると、今度は子どもたちに誘われて曽根丘陵公園まで行ってサッカーボールで遊んだ。サッカーと言っても男の子たちとは違ってなんとものどかなもので、キャッチボールのようにボールを蹴りながらお互いのヘタぶりを笑いあってキャッキャとやっているもの。もう中3になった長女の蹴った球にはさすがに力を感じるようになった。一方の小2になった次女はキックのたびに奇妙な技の名前を叫んでいる「○○キーック」。そのたびに長女から指摘されているので、一緒に視ている仮面ライダーや何とかレンジャーの技の名前に絡めたものなのだろうと思う。やがて日が傾いて肌寒くなったので、サッカーは終わりになった。
そして最後はその足で、自動車のタイヤを替えに行った。数軒のカーショップやタイヤショップを回って一番安かった店に行き、スタッドレスタイヤを取り外して新しい夏タイヤに模様替えした。タイヤ交換の間、娘たちは店にあった知恵の輪に取り組んでいたが、外すことはできなかった。
なんだかんだと平凡で忙しい1日だった。やったことといえば、概ね春らしいことばかりだったと思う。