薄雲と飛行機雲

曇り続きだった頃の写真。
一昨日、ニューヨーク行のJAL機がエンジントラブルで引き返したというニュースがあった。映像では左のエンジンから派手に炎が噴き出していた。
最初はバードストライクが原因と考えられたが、実際は違っていて重大なインシデントということだ。調査の結果、タービンの多数のブレードに損傷が見つかったということだが、エンジンに小さな穴が開いていると聞けば、一発でタービンをボロボロにできる急所をスナイパーに撃たれたのかなどと、素人が余計な詮索もしてしまう。
ところで、なんで重大事件と言わずに重大インシデントと言うのだろう。略どころかむしろ音数は増えているじゃないか。重大の方は英語にしなくて良いのか。こういうのは気になる。というか何だか馬鹿にされているようで勝手に腹が立つ。
そんなニュースの中、へーそうなんだぁ、と思ったことがあった。飛行機は羽田空港に引き返す前に、千葉県沖で旋回しながら燃料を捨てたのだという。軽くするためとか着陸後の事故の拡大を防ぐためなどの意味があるそうだ。でも、エンジンから火を噴いていたのだから、燃料を捨てる際に燃え移る危険もあったのではないかと思ってしまう。そして、海にはガソリンの雨。