昔の消防車

消防署の玄関にこんなものが展示されていた。大八車にポンプとホースが取り付けられている、昔の消防車だ。いつごろまで使われていたのだろうか。消防車は戦前からあるからそのころまでだろうか。でも、戦前の消防車はかなり高価だっただろう。とすれば、しばらくは並行して装備されていたとも考えられる。消防署で装備されなくなっても、地域の消防団では最近まで持っていたところも多いかもしれない。もしかしたら倉庫にまだ眠っているものもあるだろう。
なんとか郷土資料館などという建物に行くと、消防ポンプが展示されていることがある。でも大抵は、大八車やポンプの棒は白木で、ポンプ部分は黒塗りだったりする。それに比べると、塗装は復元されているものの非常に綺麗でセンスがいい。車輪まで赤く塗られ、金色でアクセントが付けられている。ポンプの箱も赤と黒のツートーンで金色のラインがある。ポンプの棒が左右対称に曲がっているのがまた良い。
こんなポンプを、後ろにある消防服を着て引っ張ったり押したりで現場へ急行したのだろう。今の時期だったら暑くて辛いだろうなあ。