晩春の空

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凄い色とかすごい雲とかいうのではないが、なんだか綺麗な空だった。春の終わりから初夏にかけての空は、秋ほど見応えする派手な感じではないのだが、トロンとした雰囲気の空の中に時々良いのがある。

ところで「晩春」という映画がある。小津安二郎監督作品で、僕が生まれるよりもずいぶん前に撮られたモノクロの作品だ。僕は何年か前にデジタルリマスターされたらしいのをテレビで観たことがあるだけだけど、ちょっとなんだかふわ―んとしたイイ感じがあったな。僕にも娘がいるから嫁入りの時はどんな気持ちになるのかななど考えた。壺が映るシーンの解釈がいろいろあるようだけど、それはどうでも良い。