セグロセキレイ

先日いろいろな鳥を見られた場所に、望遠レンズと三脚を持って行って来た。期待はカワセミだったが、1時間半ほどいた間にかわせみを見ることはできなかった。何しろ、鳥の写真を撮ろうと思って出かけたのは生まれて初めてのことだから、なかなか思い通りにならない。持っている機材も鳥用のものではなく、天文用に揃えた物を流用しただけだから、思いの外不便だった。今日持ってレンズは、500mm F5.6というもの。でも、長いやつではなくて、いわゆるミラーレンズ。マクストフという種類の光学系だ。天体望遠鏡だから絞りは無いし、露出もピントも全部手動だ。しかもそのピント調整は、セレストロンの望遠鏡と同じくつまみを捻って調整するタイプだから、極めて速写性に劣る。三脚は小型の赤道儀や大きな双眼鏡を載せてもビクともしないのを理想として買った、なるべく重たく頑丈な機種だから、担いで歩くと重くて大変だった。
何とか撮った写真の中でマシな出来なのがこの写真。残念ながら僕のレンズではこれ以上ピントが合わないようだ。実はこのレンズは、小さくて明るくて良いと思って買ったのだが、星がバチッと点像になってくれなくて使わなくなっていたものだった。鳥用なら構わないかと思って使ってみたが、星でもピントの甘いレンズはNGだとわかった。しかも、フォーカス外のボケの写り具合がよろしくない。自然にもわーとボケるのではなく、同心円だったり線状だったりするので残念だ。
そんなわけで、初の鳥撮りは勉強になった。面白かった。