カワセミとレンズ

今日も鳥を見に行ってきた。どうやら僕はバードウォッチングの面白さにハマってしまったようだ。面白さを分かち合いたく、今日は家族を誘ってみた。子供たちは今日から冬休みということもあり、面白がってついて来た。
到着していきなり、カワセミを見つけた。僕と次女は気付いた。急いで機材を用意したがピンボケの一枚を撮ったところで、上流に向かって飛んでいってしまった。水面から1メートルも離れない低いところを凄い速さで飛んで行った。青い羽根がキラキラ光って綺麗だった。
ところで、僕が持っている撮影機材というものは、概ね天体写真用に買ったものばかりだ。それを鳥用に使っているわけで、なかなか勝手が悪い。ここ2回は写真のような組み合わせで撮影してみた。白いレンズはマクストフカセグレン式の500mmF5.6というもので、コンパクトで便利なので買ったのだが、天体に使うと星がまともに点像にならないものなのでほとんど使うことが無かったものだ。でも取り回しはやりやすいので使ってみた。ピントがシュミットカセグレンと同じようにつまみを捻るやり方なのでなかなかやりづらいのが欠点だ。そこで思いついたのが、ケンコーのマクロテレプラスを併用するという方法。これで1000mmF11になる。しかもフォーカスはテレプラスのヘリコイドを使える。
実際に使ってみると、長さが短くて取り回しが良いのだが、像が悪い。ボケたところは副鏡の影響で二重丸のボケになる。枝のボケはテレビ画面のゴーストのようになる。そして致命的なのはきっかりと綺麗なピントを結んでくれないことだ。星ではダメダメでも鳥なら使い物になるかも、と思ったのがいけなかった。でも、ピント調節はテレプラスのヘリコイドよりもマクストフのつまみの方が細かかった。
今日は双眼鏡も持って行ったりして随分楽しんだ。60mm20倍の古い双眼鏡も持って行き、三脚に載せて観察に使ったが、とても良かった。最後には再びカワセミも戻ってきて、綺麗な姿を見せてくれた。上の写真はそのときのもの。よく見るとオスのようだ。