蓋の柄

釧路市の歩道にあった水道などの蓋。車道にあるマンホールの蓋に比べると小さい。写真の一番上と一番下の蓋は直径15センチぐらいのもの。2番目と3番目は40センチぐらいのもの。
一番上と一番下は、釧路市の象徴的な生き物であるタンチョウが描かれている。ただし、微妙なバリエーションの違いがあって、一番上の蓋にある「くしろ」の刻印が一番下の蓋には無い。一番上はタンチョウたちの嘴が蓋の縁に接しているが、一番下は離れている。
2番目と3番目の蓋は、同じ型ではないかと思われるが、3番目の方は薄い水色のペイントがされている。2番目は中央部が摩耗してまるで尖った山が描かれているようにも見える。
タンチョウをはじめとする貴重な野生動物が生息する釧路湿原は、日本で一番初めにラムサール条約に指定された湿原で、同条約の会議が日本で唯一開催されたのは釧路市だ。だから、釧路市にとってタンチョウと湿原は大切なシンボルであり、観光資源でもある。