御師の家の天井

御師の家の風呂場の天井は、まるで傘のような造りになっていた。なぜこんな風になっているのかは分からなかった。流しも付いていたが、これは富士講の宿泊者が衣類などを洗うためなのだろう。その反対側には違い棚と鏡台があった。これはちょっと違和感を感じた。鏡があるのは分かるが、木製で引き出しも付いた普通は部屋にあるようなあれだ。違い棚も、客間なんかにあるものの小型版だ。