フォクトレンダー 20mm/F3.5

日が高くなった。日の高さは10月10日頃と同じぐらいなわけだから、昼前後は年末年始の頃に比べてかなり日差しが高いところから照り付けてくる。せっかくなので散歩に出かけた。さすがにあちらこちらに春の始まりを感じられる景色があった。ただ、ずいぶん風も強くて顔の片側だけが冷たくなるのが少々困った。
小瀬スポーツ公園に行ってみると、入り口のあたりで工事をしていた。もうこの週末がサッカーの開幕だけど間に合うのだろうか。その脇から中へ進むと、桜並木が一直線に続いている。今年の桜は開花が遅くなると言っていたが、これから暖かい日が続けばどうだかわからない。強い風にたっぷりと蕾がついた枝が揺れている。そこにどこかのスーバーだかコンビニだかのレジ袋が飛んできて絡みついた。蕾にひっかかってなのかなかなか飛んでいかないで、吹流しのようになっていた。
今日はこれ1本で、ということで広角レンズを付けて出た。フォクトレンダー 20mm/F3.5というのは正確には「Voigtlander COLOR-SKOPAR 20mm/F3.5 SLII Aspherical Ai-S」という長い名前、更に正確には Voigtlander の a の上にポツポツとウムラウトがつく。このレンズはcpu内蔵という仕様で、D7000に取り付けても露出計が働くしExifにも書き込まれる。画角は35mmのフィルムカメラに換算すると30mmぐらいになるようだ。実際にD7000で絞り優先オートで撮影してみると、露出ピッタリよりもすこしオーバー側に写る傾向にあるようだ。この写真の場合は、右上すぐそばに太陽があるのだが、ゴーストが出ない。昔のレンズであればこんな撮り方をすると盛大にゴーストが出てたと思う。そして薄くて軽いレンズなので、重たい高倍率ズームレンズ(18〜200mm)を付けて出歩くのとは違って、軽いし、レンズヘビーのせいで前にお辞儀しないから、ぶら下げていてじゃまにならない。さて、今回はこれになかかな気をよくしたので、今度は手持ちの単焦点の古いレンズを箱から出して、付けて出かけてみるか。