橙色の雪煙

昨夜の強風では窓がガタガタ鳴って、ヒューと隙間風が音を立てていた。そのおかげもあってか、今朝の空は昨日とは違って晴れ渡っていた。富士山には朝日を浴びて橙色に光る雪煙が東側の斜面に舞っていた。
二月ほど前から、普段の撮影のために使っていたズームレンズの調子が悪くなった。[AF-S Nikkor 18~200mm 3.5~5.6 G ED VR]ってなもので10万円も出して買ったものだから悔しい。電源を入れるとガタガタッと音がして画面が揺れる。手ぶれ補正のVRという機能が悪さしているような気がする。オートフォーカスも言ったり来たりして合うのが遅い。合わないときも少なくない。
近頃はこの写真のように往年の180mm2.8EDを付けて撮っている。フィルム時代には評価の高かったレンズで、僕は今でも天体写真に良く使うのだが、ズームレンズと比べてもシャープさに欠けると感じる。かつてフィルム時代にはズームレンズこそダメレンズの代名詞だったのだが、このあたりは設計技術や製造技術が大きく進歩したことを物語っているのだろう。