切り株

鳥の写真を最初に撮りに行った日のこと。おじさんが通りかかって話しかけられた。「鳥ですか?」と聞かれ、「先日散歩に来たときに、カワセミを見たもので」と答えると、「近頃はカワセミが減ったねえ」「どうしてですか」「河原の木を切っちゃったんだよねえ、だから止まるところが無くなっちゃった」
今日、土手をサイクリングしていたら切り株をいくつも見つけた。鳥に関心の無い人には、鳥の止まり木を切ってしまうということの自覚が発生しないのだろう。僕らが星を観ていると、車のヘッドライトを点けたままで降りて来て「何が見えるんですか?」なんて言う人と同じだ。自分も気付かずに何かそういうことをしていはしないかと心配になり、そういうことが無いよう注意しようという気持ちになる。