氷と霜柱

この冬は、冷え込みが厳しい日が多く厳冬などといわれている。今朝も水溜りに硬い氷が張っていたし、日影の道端に残っている雪も硬く凍り付いていた。厳冬だの冷夏だの、暖冬だと酷暑だのと、毎年同じような言葉がマスコミをにぎわす。すぐに、異常気象という言葉を発するアナウンサーやキャスターやコメンテーターなどがいる。また言ってらあ、と呆れる。
古くは6億5千万年前あたりには地球全体が凍り付いていたというし、最近は(と言っても数百万年前から)氷河期と間氷期を繰り返している。そして、今はウルム氷期に続く間氷期の中にあるとも言う。人間のせいもあって更に温暖化が進んでいるという人も在れば、そろそろ寒冷化が始まっているという人も在る。結局何だかわからない。数日先の天気予報も出来ない程度だから、未来の地球の気候予測など天気予報と同じ程度に考えておけばよいだろうと思う。異常気象と言う言葉を乱発して関心を寄せる奴らが蔓延るのも無理は無いか。