朝霧

甲府盆地では、秋冬には時々こんな景色が見られる。職場の景色でもカメラのフレームを調整し切り取れば、一見まるで深山のような景色が撮れた。
夏頃は胸を張って「この冬は厳冬になる」と言っていた気象予報士様たちが、11月頃からだろうか「この冬は暖冬になる」と言い方を変えてきた。「夏前にエルニーニョが終わり、その後ラニーニャが始まったかに思えたがさっさと終わってしまったから」というのが概ね彼らの言い訳だ。外れた言い訳をクダクダとするのは見苦しい。エルニーニョラニーニャの観測情報は気象庁のウェブサイトにも出ていて、それによる暖冬だの厳冬だのという予想は我々程度でもできることだ。それを偉そうに踏ん反り返ってさも自分の観測からの推察かのように予言し、予言が外れればラニーニャが早く終わったからだとやはり踏ん反り返って他人のせいにする。その姿勢にあきれる。