例えばツバキのような常緑樹では、冬にも緑の葉が茂っているわけだが、それでも何時かは枯れ葉となるわけだ。そんなところを狙っていたというのではないが、たまたまこんな状態を見かけた。4枚並んだ葉のうち端の1枚が黄色くなっている。
同じ常緑樹でも、スギやマツの木の下には多くの枯れ葉が落ちている。だからきっとそれらの木々では、葉の生え変わりがあるのだろうと予想できる。でも、ツバキでは木の下に落ち葉が少ない。もしかしたら生え変わりをしないのだろうか。写真の葉では、幹に近い葉が黄色くなっている。そしてそれよりも幹に近いところには葉が無い。葉が落ちたところは新しい葉が生えるのではなく、より太く成長して枝になり、その先端に生える新しい葉を支えるのかもしれない。ということは、落葉樹の葉は春から秋までのお役目だが、ツバキの場合はもっと長い務めをになっているのだろう。写真を見ていて、そんなことを考えた。
本当のところは知らない。