小瀬の川の鯉

小瀬スポーツ公園は、敷地の中に川が流れている。水量は安定していて枯れたところは見たことが無い。体育館側から陸上競技場へ続く道に掛かった橋の下付近にはたくさんの鯉が泳いでいるのを見ることが出来る。「ずいぶんいっぱいいるなあ」と思っていたのだが、ある日その答えを見た。橋の上から食パンを落としている人がいたのだ。そのときにはもう、この写真にある程度の数ではなくひしめき合うようにしておびただしい数の鯉が集まって、激しくしぶきを上げながらパンを奪い合っていた。大きい鯉ばかりなので一口で大きな塊を食べてしまう。だから、大きな袋いっぱいのはずだった食パンの耳などがたちまちなくなってしまう。大変な迫力だ。いつだったかこの写真を撮ったような気がするのだが、残念ながら見当たらない。その後、時々訪れていたこの橋の上では、先の食パン大袋の人以外にも、親子やおじいちゃんなど様々な人が鯉たちに餌を落としていた。