散歩道の空を見上げると、枝の先に小さな太鼓形の何かか付いている。目を凝らしても良く分からない。若い頃は何でも見えるって感じでいたのに、ここ数年は愕然と目が悪くなった。近くの小さい文字は見えないし、薄暗いと更にひどい。しかも、見えるものは何でも歪んで見えるし、遠くも分解能が落ちた。そういうわけで道具の力を借りた。ズームのレンズをいっぱいに伸ばして撮り、それを見るカメラの裏側の画面で更にズームアップする。そうしたら、枝に残ったどんぐりの笠が背中合わせになっている(右下)ということがわかった。実だけが落ちちゃったんだ。