ウィン太郎のエンジン

風邪で寝込んでいるうちに車検が終わった。車検をお願いした修理屋さんに、受け取りに行く約束の日に行かれなくなった事情を話したら、代車のスケジュールが詰まっているからということで、向こうから来てくれた。代車にガソリンを入れていなかったので、受け取りに出てくれた妻が支払おうとしたら、それはいいですと受け取らなかったという。
車種は日産ウイングロード。現行モデルから二代前の型で、このモデルとしては一番末期の平成11年登録の個体。エンジンは直列4気筒DOHCのGA15DEという型式で、それを横置きした4WD版で、中古車で購入した。走行距離は僕が買ってから乗った分だけで10万キロを越えた。マメにオイル交換をしていたが、さすがにオイルの染み出しが目立つようになり、今回の車検ではガスケット交換を勧められた。僕のほうでは、今回が最後の車検と言うつもりでもあったので、ガスケット交換は見送り、あと2年以内でのお別れを待つことにした。
この車は、家族からは愛情を込めて「ウィン太郎」と呼ばれている。ウィン太郎の外観の写真は今までに何度か撮ったことがあったのだが、エンジンルームを撮ったことがなかった。今回、とってもきれいにエンジンルームを掃除してくれたので、汚れる前に撮っておいた。僕が車に興味を持った中学生の頃には、DOHCのエンジンなんてかなり高級な扱いだった。ウィングロードの前身にあたるサニーにはDOHCなんて無かった。OHCでもなく、OHV形式のA型エンジンだった。中学生から大学生の頃に比べると、僕の車に対する興味は大きく減った。だからこのエンジンがどういうもので云々、といううんちくはまるで無い。