山の小路を歩いていたら、僕のすぐ後ろで「パサッ」という音がした。ちょうど、この写真のクヌギの小枝が落ちてきたのだ。風も無いのになぁ、と不思議に思った。周囲を見ると他にもクヌギの小枝がいくつも落ちている。どれも大体同じ大きさだ。どうしてだろうと小枝を詳しく見てみると、どうやら折れて落ちてきたのではないようだ。切り口が鋸で切ったように綺麗な輪切りになっている。僕の後ろに落ちてきた枝は、切り口が左下の写真のように2段階になっていた。ひとつは途中まで切られたもので、そこから皮一枚で折れて繋がり、もうひとつの切り口は右下の写真のようになっていた。どちらも綺麗な輪切りになっている。虫が噛み千切ったのだろうか。虫だとすれば何虫だろう。カミキリムシだろうか。