ふたご座の足元

この写真の左の方向にふたご座の星座絵でいう、二人の上半身がある。写真の付近は双子の兄弟のカストルの足元あたり。
右下の明るい星がμ(ミュー)星、その上真ん中あたりの明るい星がη(エータ)星、更に上が1番星。1番星とη星と合わせて直角三角形を作る直角の角にある星の集まりが、散開星団だ。M35のわずか1番星寄りにも散開星団NGC2158がある。更にNGC2158の上には小さな散開星団I.2157がある。μ星とη星の間には赤い色の散光星雲I.443がある。
僕が冬場に星を見るときは、必ず双眼鏡か望遠鏡を向けるエリアだ。M35は見ごたえがあり探さなくてもすぐにわかる。視野に入ると「今夜もよろしく」となんとなく挨拶する。NGC2158はそのそばに寄り添っているが、実際にはM35の6倍も遠いところにあって、遠いから小さく見える。望遠鏡ではまるで球状星団のように見える。