写真の葡萄棚の枝張りは、魚の骨のような形に作り上げる剪定方法で「一文字型短梢仕立て」と呼ばれるそうだ。昔からあるやり方というわけでは無く、近年になって考案されたようで割と流行りらしい。でも、品種によって合う合わないも有るようだ。人気のシャインマスカットにはこの枝張りが使われるという。
ところで、シャインマスカットなどの苗がこっそり持ち出されて中国や韓国で栽培されているという話を読んだり観たりしたことがある。これはとっても腹の立つことだ。しかし、苗があれば誰でもあの美味しい大粒のシャインマスカットを作れるかというと、そう簡単ではないそうだ。葡萄園の人たちが何年もかけて試行錯誤の中で編み出してきた剪定のテクニックが必要で、それも相まって美味しい日本の葡萄を生み出すのだそうだ。
