ムネアカオオアリ

先週から職場のある愛宕山は人だかり。ゴールデンウィークは夏休みと並んで来館者が多い日が続く。こんな日は我々も「蟻のように」せっせと働く。人が大勢集まっていることを「黒山の人だかり」という言い方をすることがある。
集まる人々と働く者、上の「」を二つあわせると黒山蟻(クロヤマアリ)になる。黒山の人だかりと言う意味は、人がびっしり集まると、黒い髪の頭ばかりが目立ってそう見えるということだろう。とすれば、茶髪文化の近頃は茶山の人だかりか。更に茶髪には「髪の毛を赤く染めやがって」というオヤジの説教言葉もあるから、赤山の人だかりかも。その赤い髪が長くて胸まであれば「胸赤」だ。
というわけで、写真は「ムネアカオオアリ」です。こじつけようが思いつかずにひどいやり方をしました。
この時期この場所で、職員やアルバイトさんやボランティアさんの人たちがせっせと働いている頃、森の中にもせっせと働いている蟻たちがあった。枝の上を行ったりきたりしながら大型のアブラムシの世話をしている。この蟻は木にすむ種類のアリだということだ。きれいなツートーンカラーのボディはよく磨いた革靴のように光っている。