飛行機雲、できたて。

先日、散歩中に空を見たら飛行雲を曳いている飛行機があった。甲府上空は飛行機がよく飛ぶ。多くは羽田空港から西日本に向かう旅客機だろう。夕方には橙色に染まった飛行機雲が数本、南アルプスの向こうへ消える様子が見られることもある。その日は薄曇りの天気であったが、出来立ての飛行機雲はそんな空の色をバックにしてもよく目立った。飛行機の翼から4本出た飛行機雲はほどなく2本に集まり、やがてそれも一緒になって1本の飛行機雲になる。ずっと後ろの方、つまり早くに出来た飛行機雲はだんだん太くなり上空の風に吹かれて揺れた感じの見え方になる。そして揺れた更に先は、空と一体化する。