コース案内板

山やハイキングコースなどに行くと行先案内板を頼りにすることになる。甲府盆地の北の山際には、こんな案内板が二つあった。どちらにもJYHの三角マークが先頭について、右に人が歩いている形のピクトグラムがあって行先を示している。そして中央には「金子峠・甲府ユース」「きんす峠・ユースホステル」という文字が書かれている。しかも単に書かれているだけでなく、文字やマークの部分は彫られていてそこに黒、赤、緑のペイントが埋められている凝った作りになっている。金子峠を越えたところにあった甲府ハイランドユースホステルへのハイキングコースだ。もしも甲府駅から歩いたとしたら2時間か2時間半ぐらいだろうか。しかし今それを目指してもユースホステルは何年も前から閉鎖されている。峠には何かの宗教の大きな施設が建てられていて、普通にハイキングする人もちょっと近づく気にならないかもしれない。そんなことが重なり、利用されなくなって久しい道なのだろう。僕はこの案内に沿って進んでみたのだが、草が生え倒木が道を遮っていてやがて進めなくなった。