東十条は整骨街

職場の元上司のIさんに誘われて東京方面へうまいものを食べに出掛けた。わずか千円にも満たないものを食べるために、それよりも高い交通費をかけて行くのだから、酔狂なことかもしれない。(←旅行なんてみんなそんなものかも)
食事をしてから、程近い東十条の駅周辺を歩いた。いろいろな店が立ち並び活気のある商店街だった。歩きながらIさんが「なんか多いぞ」と気が付いた。「ほら、そこ。その前にも」と指差す先には整骨院があった。なるほど多い。接骨、整骨、整体、マッサージ、、、。あちらにもこちらにもたくさんある。「こんなにたくさんあってやってけんのか」とIさんが整骨院の経営の行く末まで心配してしまうほどだ。この街には腰やら何やらが痛い人が多いのだろうか。それとも、他所からこの街に痛んでいる人がやってくるのだろうか。例えば、秋葉原に電気製品やアニメグッズを求めて人が集まるように、東十条は体が痛い人たちの聖地なのだろうか。
Iさんは、この発見を「ぴのきよ日記」のネタにするとよいと盛んに薦めた。僕もこれは面白いなと思い、目に付いた整骨院接骨院を写真に撮り、こうやってIさんの発見を日記に書いてみた。正直言って、これだけ多くても、一人で来ていたとしたら僕はそれに気づかなかったかもしれない。人はいろいろ見方が違うものだ。だから面白い。